どうもこんちは。てんむすです。
電子書籍がとても便利になってきました。今、ぼくの中の読書ブームがきていて、ここのところ本を読んでいることが多いです。以前は価格の点から紙の本を(中古で)を買うことが多かったのですが、気がついたら電子書籍の比率が圧倒的に多くなってきました。
ぼくが使っている電子ブックリーダーはAmazonのkindle Oasis と楽天KoboのLibra h2oの二つを使い回しています。価格はOasisの方が約7,000円高いですが、カタログスペックではどちらも似たよう性能です。
そんな2つの端末で、Amazonと楽天ブックスの両方のプラットフォームをここ1年くらい使ってきた結果、「使いやすいのは何か?」ということがわかってきたので、改めてまとめておきます。これから電子ブックリーダーを使ってみたいと考えている人の参考になればという思いです。
Kindle Oasis 対 Kobo Libra h2oのガジェットとしての使いやすさと、Amazon 対 楽天ブックスという本屋としてのプラットフォームは別物ではあるけれど、結局のところ端末が決まるとAmazonか楽天かが決まるという切っても切り離せない関係にあるので、ひとまとめにレビューしたいと思います。
なお以前、いくつか電子書籍関連の記事を書いているのでご参考にどうぞ。
【ガジェットとしての視点】Oasisの方が満足
スペック的な比較は以下の表の通りです。Kindle OasisとKobo libra h2oでは、値段が違うくらいでカタログ的な性能はほとんど同じです。
Kindle Oasis | Kobo libra h2o | |
価格 | 31,980円 | 25,080円 |
サイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 159 mm x 144 mm x 5.0-7.8 mm |
重さ | 188g | 192g |
バッテリー | 最大6週間利用可 | 数週間 |
充電時間 | 約3時間 | (記載なし) |
ディスプレイサイズ | 7インチ | 7インチ |
解像度 | 1264×1680 | 1264×1680 |
300ppi | 300ppi | |
容量 | 8GB | 8GB |
フロントライト | フロントファイトLED 25個、色調調節ライトを初搭載。ホワイトからアンバーに色の暖かさを調節可能 | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) |
防水機能 | IPX8等級 | IPX8規格準拠 |
深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認されています。 | (水深 2 m / 最大 60 分耐久) | |
自動画面回転機能 | 有り | 有り |
ページ送りボタン | 有り | 有り |
カラー | ブラック | ブラック、ホワイト |
接続 | Wifi | Wifi |
対応ファイルフォーマット | Kindleフォーマット8(AZW3)、Kindle(AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応 | EPUB/EPUB3/PDF/JPEG/GIF/PNG/BMP/TIFF/TXT/HTML/RTF/CBZ/CBR/MOBI |
接続端子 | MicroUSB | MicroUSB |
では実際の使い勝手ですが、どちらもいい端末だと思います。使用感は両方ともにいい。ちなみに、これから電子ブックリーダーを買おうと思っている人は、是非ともケチらずに物理ボタンの付いた端末を買うことをオススメします。端末を持ったままの指を動かさずにページがめくれるというのは、長時間本を読む上での快適性がぜんぜん違います。
Kindle Oasis も Kobo libra h2oも、どっちもどっちなところはありますが、長いこと使ってみるとKindle Oasisの方が満足感があります。使い勝手や性能面で勝っているというよりも、値段が7,000円高いだけあってガジェットとしての高級感がいいです。
Oasisの良いところ1:画面の質感
Kindle Oasisの方が良いと感じる一番のポイントは画面の質感です。カタログスペック上は画面の大きさも、解像度(dpi)もどちらも変わりません。実際に画面を見比べても、そんなに差は無いように見えるのですが・・・表現が難しいんだよな・・・なんか違うのです。「○○が明確に違う!」と言えなくてモヤモヤするのだけれど、Oasisの方がより紙に近い感じがするんです。Kobo libra h2oの方は、なんとなく白黒液晶のゲームボーイを思い出してしまう。
Kindle Oasis
Kobo libra h2o
レイアウトは合わせられなかったけれど、同じフォントで同じ本を表示して見比べてみましたが、こうやって写真を並べてみても差はわからないんだよな。でもOasisでずっと本を読んだ後に、libra h2oに戻ると感じる確かな違和感。
Oasisの良いところ2:持ちやすさ
もう一つのOasisの方が優れているところは、本体の持ちやすさです。これは好みの問題かもしれないし、libra h2oも持ちやすいのだけれど、Oasisは本体を持ったときに指先がひっかかるような形をしています。Koboにはその引っかかりがないです。この満足度の違いは誤差の範囲かも知れません。
Oasisは指が引っかかる libra h2oは引っかかりが無い
【プラットフォームとしての視点】Amazonの方が使いやすい
本を買うことの便利さ、という意味でのAmazonと楽天ブックスの比較ですが、これは以前も記事に書いたとおりAmazonの方が使いやすいです。本の探しやすさや自分の好みに合わせた本を紹介してくれるレコメンド機能やら、情報が多くかつシンプルで使いやすい。電子書籍の品揃え的にもAmazonが勝っています。
楽天を使うメリットが無くなってしまった
前回の記事を書いたとき(2021年2月ごろ)は、それでも楽天ブックスを使うメリットがありました。しかし、状況がかわり今は価値が半減してしまいました。楽天ブックスの魅力は、楽天経済圏を活用した場合のポイント還元率の高さと、頻繁に発行される割引クーポンでした。
ポイント還元率の悪化
ポイント還元については2021年4月に楽天全体として制度の改悪により還元率が下がってしまったため、今現在はメリットが無くなってしまいました。
割引クーポンの相対的な価値低下
割引クーポンは引き続き利用できますが、こちらも最近は使い勝手が良くないこともわかってきました。クーポン利用する場合、一定の金額を超えないと使えないため、本をまとめ買いする必要が出てくきます。しかし、ぼくは、本は一期一会みたいな性質があると思っており、出会った瞬間に買えないというのは、ある意味機会損失です。後からでも本を購入することはできますが、時間の経過とともに読みたい意欲が失われ、最悪の場合は義務感で購入するような感じになります。そうすると積ん読も増えるし、読んだとしても消化試合っぽい感覚になり楽しめなくなってしまう。
それとクーポン利用に関する一番のポイントですが、Amazonと楽天ブックスで同じ本の価格を比較した場合、Amazonの方が安いことが多くなってきました(以前は違った)。Amazonでは楽天ブックスの価格の10%引きくらいの値段で売られていることが多いです。したがって楽天でお得に買い物をするとなると、5,000円以上まとめ買いして20%オフのクーポンを使わないといけません。輪を掛けて運用が面倒くさくなったのです。
下の画像はファクトフルネスというそこそこ有名な本ですが、Amazonだと1,782円、楽天ブックスだと1,980円でした。計算してみたらAmazonの価格がぴったり楽天の10%引きの金額です、ズコー。
Amazonでは
楽天ブックスでは
Kindle Unlimited読み放題が熱い
最近はKindle Unlimitedの読み放題にハマっています。以前よりも良い本が見つかるようになりました。ただし、Unlimited対象の本を探す検索性の悪さは控えめに言ってクソです。
ぼくは大のサブスクリプション嫌いです。だって体力の最大値にマイナスがかかるデバフを掛けられているみたいじゃん。ひとつ一つは痛くないけど、積み重なると大変なことになるやつ。しかし、そんなぼくでもUnlimitedだけは契約しています。毎日たいくつすることがなくなりました。
Unlimitedを利用するようになって、読書スタイルにも変化がでてきました。以前は1冊ごとにお金を払って本を買っていましたが、今は読み放題なので、要点だけしか読まないような飛ばし読みも多くなったし、つまらない本であれば途中で投げてしまったりすることもよくあります。
そろそろ電子書籍に移行してみない?
ここまで読んで、電子書籍に少し興味をもったあなた。ちょっとお高いですが、Kindle Oasisを買ってみてください。読書ライフがはかどりますよ。ぼくなんか寝るときもOasisを枕元に置いておくくらい生活の一部になっています。買って気に入らなければメルカリに出してしまえば良いのです。けっこう定価に近い金額でも売れるので、お試しで買ってみるという選択も視野に入れてみてください。
さて、そんなところです。またね。はばぐっでい。