どうもこんちは。てんむす@どすこい一番星です。
つい先日、このブログでも書いたとおり、義父の新しいPCを調達した。
PC選びをぼくに任せるくらいだから、義父はPCに明るくない。したがって調達するだけで終わりではなく、「ちゃんと使える状態」にセットアップして引き渡してあげる必要がある。企業の情報システム部門でいうところの「キッティング」というやつだ。
箱から出して組み立てる。組み立てると言っても、キーボード、マウス、ディスプレイにケーブルをつなぐだけ。
電源ボタンを押してセットアップを開始すると画面には「Windows11」の表示が。ああ、そういえば注文したときWindows「11」って書いてあったっけ。触るのはこれが初めてだ。
セットアップを進めると「Microsoftアカウントを追加しましょう」と出る。
「追加しましょう」と”さわやか”に提案してくるけど、こちらとしてはゴメンこうむりたい、さわやかに断りたい。しかしWindowsはこの魔の手から簡単には逃がしてくれない。
ぼくはローカルアカウントでセットアップしたいんじゃ!
同じことを感じた人もいるんじゃないかと思う。あと未来の自分に宛てて「備忘」として、「Microsoftアカウントを追加しましょう」を華麗に回避し、ローカルアカウントを使う方法を記録しておく。
ちなみに今から書くやり方は、Windows10でも通用する。ぼくも今回この問題にぶち当たったときに「あ、なんか見たことある」というデジャヴに襲われて、しばらく考え込んだすえに思い出したのだった。「ああそうか。」
実はローカルアカウントでもセットアップを進められる
普通にセットアップを進めると、その途中でどのオプションを選択しても「Microsoftアカウントを追加しましょう」の画面が現れる。
これを回避するためには「ネットワークを切る」という裏技を使う必要がある。
どういうことかというと、「Microsoftアカウントを追加しましょう」と表示される直前に、Windowsが「ネットワークに接続されているか?」という判定をしている。
この問いの答えが「Yes」であれば「Microsoftアカウントを追加しましょう」の画面を表示する。一方で答えが「No」の場合、つまり「ネットワーク接続がない」場合は、ローカルアカウント作成ルートに進むことができる。パラレルワールドへようこそ!
具体的なやり方
- Windows11セットアップ開始
↓
(進める)
↓ - ネットワークへ接続(必須)
↓
(進める)
↓ - 「Microsoftアカウントを追加しましょう」の画面
↓
(ネットワークを切断 ※注1)
↓
(「←」をクリックして戻る ※注2)
↓ - 「このデバイスをつかうのはだれですか?」の画面(成功!)
というような流れだ。
これは盲点だ。セットアップの初期段階でネットワーク接続が必須であるくせに、途中で切断するという暴挙。こんなの普通にやってたら絶対気づかないでしょう。
というかマイクロソフトさん、ローカルアカウントの使用を許可しているのなら、こんな面倒なことさせないで最初から選ばせてよ。
Microsoftが「Microsoftアカウント」を使わせたい理由
AndoroidスマホがGoogleアカウントを、iPhone/iPadがApple IDを必須としているのと同じ事がしたかったんだろう。機種交換や、別のデバイスを買うときに、ブランドの呪縛から逃れられないようにするやり方だ。要するに「囲い込み」ってやつ。
そういえばWinddowsスマホって一時あったけど、今はどうなったんだろう?タブレットという意味では一応Surfaceがあるか。
ローカルアカウントを使った方がいい理由
Windowsを ”Microsoftアカウント” で使っていて困ることはよくある。逆に ”ローカルアカウント” で使っていて困ることはない。という説明になる。
経験したケースだと、事情があって複数アカウントを持っているのだけれど、あるとき試しに ”Microsoftアカウント” でWindowsをしばらく使ってみた。そうしたら全てのMicrosoftサービスがWindowsで使っているアカウントに紐付いてしまった。その結果、他の ”Microsoftアカウント” を使用するのが非常に面倒くさいことになった。場合によっては、Windowsに別のユーザでログインする必要があった。
今は ”ローカルアカウント” で運用しているがMicrosoftの各種サービスは普通に使えている。とくにXbox Game Passにはお世話になっている。
ちなみに ”Microsoftアカウント” を使うメリットはというと、さっき「囲い込み」に触れたように、複数のデバイス間で設定を共有できるらしい。ブラウザのお気に入りとか、お気に入りとか、お気に入りとかです。
別に ”Microsoftアカウント” で使うのも絶対ダメだとは言わない。こだわりがないならそれも一つの選択だと思う。
ただ、”ローカルアカウント” に戻そうと思ったときには1からユーザを作り直して、いろんなデータや設定をし直さないといけない。かなり面倒くさいです。
まとめ
Windowsはローカルアカウントでセットアップを進められるという内容でした。
個人的にはローカルアカウントを使うことをおすすめする。
今回はここまで。読んでくれてどうもありがとう。はばぐっでい。