「楽天モバイルにに乗り換えようかな」って思いません?
ええ、わかります。
ぼくも、安さにつられて楽天モバイルに乗り換えました。
かれこれ1年半ほどつかっています。
楽天モバイルの魅力は、他社を突きはなす「安さ」で、運用の仕方によっては「月々0円」でつかえちゃいます。
しかも「話し放題」までついてくるというコスパの暴力。
・・・と言われても、実際のところはどうなのか気になりますよね。
- ホントに毎月0円でおさまるのか?
- 通信や通話の品質はどうなのか?
このあたりをお話ししたいと思います。
楽天モバイルの安さ
携帯の料金プランは、細かく書かれていて、わかりづらいですよね。
そして、よくある「他社との比較」を表にされたら、もっとゴチャゴチャして、頭が痛くなります。
「もう、今のままでいいや」って、そっ閉じです。
うんざりするのは、こんな表です。
むかし、ぼくが働き始めたころ、お世話になった先輩がいるのですが、細かい資料を見るたびに毎回
げぇ出そうや(吐くまねをしながら)
と言っていたのを思い出しました。
ややこしいので、難しいことは抜きにしましょう。
もっとシンプル説明すると、楽天モバイルを以下の使い方をすれば、日本で一番安いです。
だって0円ですから。
- 月のインターネット通信量を1GB未満にする。
- Rakuten-LINKアプリを使って通話をする
たったこれだけで、「無料」で、さらには「通話し放題」です。
はっきり言って頭おかしい。
ちなみに参考ですが、楽天モバイルでは、通信の使用量に応じて、料金が段階的に上がっていきます。
- 1GB未満は0円
- 3GB未満は980円
- 20GB未満1,980円
- 無制限(20GB以上)は2,980円
なお1GBを越えて使ったとしても安いです。
ちなみに、ahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)の大手三社で「通話し放題」を利用しようと思うと、約4,000円/月からかかります。(基本プラン+話し放題オプション)
実際に安く使えるの?
ぼくが実際に運用してみてですが、無理なく無料でいけます。
Rakuten-linkの利便性が悪くて微妙なところはありますが、我慢できる範囲です。
注意は1点だけ。
「0570」で始まるナビダイヤルに気をつけろ!です。
この0570の電話番号を使っているところはけっこうあります。
つい先日、医者に行こうと思い、予約を取るために電話したのですが、病院の電話番号は0570のナビダイヤルでした。
たった一度の通話でしたが、後から請求書を見たら500円近く請求されていました。
いまちょっ検索してみたら、「モバイルSuica」や「Brother(プリンター・ミシンのメーカー)の問い合わせ先がナビダイヤルを使っていました。
こういう有名どころですら使っているのです
つまり敵はいがいとあちこちに潜んでいるということがいいたかった。
くれぐれも気をつけてください。(楽天モバイル以外の場合でもです)
楽天モバイルのインターネット速度・通話品質
ここからは、ぼくが実際に楽天モバイルを使っていての評価です。
ぼくが使っている環境としては↓こちら
利用している範囲 | 東京都内から神奈川県の横浜あたりにかけて |
使用スマホ | Samsung Galaxy S9+(4Gのみ、5Gは非対応) |
先に結論を言うと、回線の品質は悪いです。
遅い、安定しない
楽天モバイルの通信速度は、使う場所や時間帯によってかなり異なり、安定しません。
平均しても大手3社よりもかなり遅く、10~20Mbpsです。
どのくらいの快適さか?というと、
- Youtubeの動画は見られるが、止まったりしてスムーズではない
- Webサイトの閲覧は快適
- TwitterやInstagramなどのSNS は快適
でも不安定なんです。
かなり速くて快適なところもありますが、それはごく一部。
ほとんどは「遅い」か、「ストレスが溜まるくらい遅い」です。
例を出すとJR品川駅はホントに酷い。
早朝の通勤ラッシュ時だと5Mbpsくらい出ますが(これも遅い)、帰宅ラッシュ時(夕方から夜)だと0.6Mbpsでした。
600Kbpsだと、最近のWebサイトはほぼ見られません。
電車の乗り換え検索アプリも「使用不可」で、無料アプリだから普段はバナー広告がでるのに、それすら表示されないくらいのクソ速度。
JR品川駅は極端なケースですが、他の山手線の駅でも遅くなる場所はあります。
鉄道マニアさんは、勘違いしないでね。
JRの駅がわるいのではなく、楽天モバイルのが悪いのだ。
よく圏外になる
大きな建物の中に入ってしまうと、圏外になることがあります。
よく言われる「楽天はプラチナバンドがないから、建物の中に弱い」というのが、まさにこれ。
楽天モバイルの現状は下の図で左の状態です。
ちなみに都内の地下鉄では、建物の中といいうか地下ですが、問題なく使えます。
問題なのはオフィスビルみたいな建物で、あっさりと圏外になります。
ぼくの職場も大きなビルの中なのですが、窓近くにいても圏外で、窓にぴったりついてようやく電波を拾える感じ。
さらに困ることに、一度圏外になると電波が届く場所に移動しても、なかなか復帰してくれない。
5~10分待つか、再起動しないとダメです。
ちなみに、うちの妻にこの話をしたら、「ああ、わかる」と言っていました。
「デパートで買い物をしていて、支払うときに楽天ペイを使おうとしたんだけど、圏外で使えなくてポイントがもらえなかった」
と不満を申しておりました。
それでも楽天モバイルは魅力的
通信品質はトレードオフになるけれど、「使い方が合っていれば、楽天モバイルはベストな選択」です。
以下のいずれかに該当すれば、楽天モバイルに乗り換えるメリットがあります。
・インターネットはほとんど使わないけど、電話することが多い。
・利用する範囲が大都市以外。
・大都市で使うけれど、インターネットや通話が使えないことがあっても構わない。
あとは裏技として
・デュアルSIMスマホで2回線使う
という方法もあります。
「デュアルSIMスマホ」というのは、SIMを2つ装着できるスマホで、1つのスマホで2回線を同時に使うことができます。
SIMのひとつを「楽天モバイルにして通話用」、もう一つの回線を「ahamoにしてデータ通信用」とすると、あら不思議!高速で安定したインターネットが20GB使えて通話し放題、そして料金は2,970円/月で利用することができます。
今ならお得です
今だと、他社からの乗り換え(MNP)でRakutenポイントが20,000円分もらえるようなので、チェックしてみてはいかがか?
まとめ
楽天モバイルは、ぼくが使い始めた2020年6月ごろは、もっと通信速度は速かったし、品川でも大丈夫でした。(建物の中で圏外になるのは今と同じでしたが。)
この状況をみると、利用者数の増加に、楽天回線の増強が追いついておらず、結果としてサービスが低下しているのだと思われます。
コロナ禍も落ち着き、外出する機会が増えてきたので、今ぼくの中では他社に乗り換えるかを考え中です。
いろいろ試してみたい性格からすると、DSDSスマホを買って2回線運用にチャレンジするかも知れません。
カメラ性能が良くて、あまり高くない機種があればですが。
ではまた、はばぐっでい。