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Kindleはこんな人におすすめする(Paperwhiteを1年使ってわかったこと)

Kindle Paperwhiteを1年使って見えてきたこと

どうもこんにちは!Temmusuです。

最近のマイブームは読書です。

とにかく読みたい本が多すぎて、毎日Amazonをチェックしては数冊を購入するというこの頃。
一方で読むスピードが追いついておらず、積み本(買ったけど読んでいない本)がたまっていって困います。

もしかしてマイブームは読書ブームではなく、買書ブームなのかも。

さてkindle Paperwhiteを買ってから1年ほど経ったので、感想を書こうと思います。

「どの機種を買えばよいか」だけを知りたい人は、目次からどうぞ。

注:以降、『本』を物理的な書籍、『Kindle本』をKindleで読む書籍という意味で書いています。

Kindleを使って1年使った感想

(1年使ったのはKindle Paperwhiteです。)

使い始めて1年経った感想ですが、結論から言うと、すごく便利で買ってよかったと思っています。

しかしながら、全ての読書をKindleに置き換えるのは難しいと感じました。

理由は、本の種類によってKindle端末に適している、適していないというのがあります。
またコストパフォーマンス面も良くないので、Kindleを持っていても『kindleで読む本』と『紙で読む本』が共存する結果になります

Kindleの良い点

長時間の読書でも目が疲れない

僕がKindleを買う前に、一番知りたかった点ですが、問題ないと思います。
どのくらいか?と言われると、紙の本と変わらないレベルです、と断言しましょう。

Kindleの画面は、スマホのような液晶ではなく、『電子ペーパー』という技術でできています。
『電子ペーパー』とはなんぞや?と思って調べましたが、簡単に言うと『幼児向けのマグネットでできたお絵描きのおもちゃ』と同じ原理だそうです。

僕が子供のころからあるけど、今もまだあるのね。
↓こんなやつ。

もう少し説明すると、以下の仕組みで白黒を表示しているらしいです。

  • 画面の中に、白と黒の粉が入っている。
  • 黒がマイナス、白がプラスの性質を持っている。
  • 画面の下から、マイナスの電流を当てると、黒が反発して表面に浮き上がり、黒が表示される。
  • 反対にプラスの電流を当てると、白が画面に表示される。

最近はカラーの電子ペーパーも出てきているみたいですね。
未来が楽しみだ。

携帯性に優れる

これもかなり重要なポイントですね。

Kindleのサイズは、文庫本より一回り大きいくらいです。
(水色なのはカバーをつけているためです、すみません。)

暑さは平均的な文庫本より、少し薄いです。

重さは平均的な文庫本よりも約20gくらい軽いです。
(平均的な文庫本は約200g。Kindle約180g。)

ハードカバーの単行本なんかを買ったりすることもありますが、無駄にでかいし、重いし、片手で読めないし・・・。
ハードカバーの本と同じ内容が、文庫本に近いサイズで持ち歩けて、軽々と片手で読めるのですから、そらもうスゲー便利ですよ。

Kindle一つで、本が何冊も持ち歩ける

携帯性とも少し被るところですが、Kindle一つ持ち歩けば、いろいろな本が読めるのは便利です。
というのも、僕は通勤電車の中で本を読んでいますが、途中で本を読み終えても、そのまま別の本を読み始められるところが素晴らしいです。

紙の本だと、重さの問題で1冊しか持ち歩かないので、読み終えたら手持ち無沙汰になってしまいます。

また、家に帰ってカバンの中から、読み終えた本を、次の本と交換する必要が無いのもうれしいです。

本を入れ替えるのって、良く忘れるんですよね。。。

Kindleのいまいちな点

いまいちな点も書きます。
でも使い方を割り切ってしまえば、どれも気にならないレベルです。

A4などのサイズの大きな本を、読むのはきびしい

下の写真をご覧ください。

A4サイズの雑誌ですが、Kindleと比較するとだいぶ大きいですよね。

これらの大きなサイズを想定して作られた本は、Kindleの小さな画面では文字が小さくなりすぎて読むのは厳しいです。

スマホやiPadのように、2本指で拡大する操作もできはしますが、『Kindle様』はたいへん動作が遅うございまして、はっきり言って無理です。

これが最初に言った、Kindleを持っていても紙の本での読書がなくならない理由の一つです。

コストパフォーマンスが悪い

これも紙の本での読書がなくならない理由の一つです。

総合的に考えるとKindle本は値段が高いです。

発売されたばかりの本であれば、紙媒体よりKindle版の方が多少安くなっていますが、発売からしばらくたった本の場合、紙媒体だと中古という選択肢があるのに対して、Kindleはその選択肢がありません

物にもよりますが、紙の中古本だと、かなり安く買えますよね。

また紙の本の場合、読み終えた後でフリマアプリなんかで下取りに出すこともできます

なので、本は中古でもかまわないと考えている人にとっては、Kindleはコスパ面で相当マイナスです。

逆に新品の本しか買わない人は、コスパが向上します。(たまにセールしていることもありますね)

白黒だ

白黒です。
写真集みたいなカラーの本には向かないですね。

動作がもっさりしている

本を読むうえでは、ページをめくるだけなので、気にはなりませんが、Kindleは「今の時代にこんなに遅いマシンがあるのか?」とビックリするくらい動作が遅いです。

たとえばKindle端末から直接、Kindle本を探したり買ったりもできますが、動作の遅さがネックで使い物になりません

Kindle端末を買おうか迷っている人へ

まずは上で書いた感想を読んで欲しいですが、『買っても良い人』と、『買わない方が良い人』を簡単にまとめました。

Kindleを買ってもいい人

  • 本を外で読むことが多い
  • マンガやビジネス書、小説を主に読む
  • 読み終えた本の処分に困っている
  • 本にはお金をかけても良い、または人の使った中古本に抵抗がある人

Kindleを買わない方が良い人

  • 本は読みたいけれど、できるだけお金はかけたくない
  • カラーの本や大きなサイズの本をよく読む

その他の補足

他にもいい点があるので、補足します。

バッテリーが長持ち

充電を忘れるくらい長持ちします。
毎日2時間くらい使っても、1週間は余裕で持つと思います。

屋外でも読める

日差しの強い屋外でも読めます。

操作が簡単

難しい操作は無く、簡単です。

Kindleはどの機種を買えばよいか

買うことを決心したけれど、どの端末にしたらよいかお悩みのあなたへ。

おすすめはKindle Paperwhiteで『8GB』『広告なし』『Wi-Fiのみ』です。

以下は選び方のポイントです。

3つのグレード

『Kindle』、『Kindle Paperwhite』、『Kindle Oasis』の3つがあります、PaperwhiteかOasisにすべきです。

理由ですが、一番安いKindleは解像度が低いため、避けた方が良いと思います。

解像度の違いのサンプルを下に用意しましたが、なんとなく分かりますでしょうか?
文字や画像の鮮明さに差がでますが、低い解像度では目の疲れが大きいです。

解像度が高い
解像度が低い

記憶容量

『8GB』と『32GB』とがありますが、8GBで良いです。

公式サイトによると、8GBモデルでマンガが約130冊入るそうです。
文字がメインの本なら軽く200冊は入るでしょうね。

スマホやiPadの場合は、写真や動画を保存したりするので、大きな容量が必要になりますが、Kindleに保存するのは本だけですから、8GBで十分です。

広告のありなし

『広告なし』を強くお勧めします。

表示される広告自体は、慣れてしまえば気にならないレベルなのですが、注目したいのは『スリープから復帰する際の操作』です。

『広告なし』の場合、スリープ状態から電源ボタンを押すだけで、元の画面に戻れますが、『広告あり』の場合は、電源ボタンを押した後に、さらに一度スワイプという動作をしないと元の画面が表示されません。

長く使うことを考えると『広告なし』で行きましょう。

『Wi-Fiのみ』と『Wi-Fi + 4G』

Wi-Fiのみで十分です。

Kindleで通信が必要なのは以下です。

①本をダウンロードする
②AmazonでKindle本を買う
③本の中に出てくる単語をネット上のウィキペディアで調べる

②と③は、Kindle端末の動作が遅すぎるため、はっきり言って使いません。
(単語の意味を調べる辞書機能は、通信が不要です。)

そう考えると①だけで通信が発生しますが、自宅などWi-Fiで十分です。
(スマホからテザリングする手もありますね)

【補足】保護フィルムとケースは必要か?

こればかりは「状況に応じて」としか言えませんね。

当たり前な説明になってしまいますが、ケースをつければ本体の傷から守れますし、保護フィルムは画面を傷から守ります。

僕が気づいたのは、Kindleの画面はスマホと比べると、硬さの面で弱いです。
こすれた際の傷にも弱いし、特に押されるような厚がかかった場合には大きなダメージを受けます

その点を考慮して、自分の使い方や持ち運び方をシミュレーションしてみて、検討してはどうでしょうか。

ちなみに僕は、手帳型のケースをつけており、ケース自体が画面を保護してくれるため、保護フィルムは貼っていません。
カバンの中に入れて持ち運んでいますが、満員電車で圧がかかる可能性も、カバンの中で別の荷物とこすれる可能性もあるので、最終的に手帳型のケースにたどり着きました。

1500円くらいで買えますが、結構ちゃんとしてます。
パカッと前面のカバーを開くだけで、スリープから元の画面にもどってくれるので、いい感じです。

ちなみに、ネットで見たkindleユーザーは、ケースは使わず、保護フィルムを貼っていて、さらに背面に落下防止のリングをけていました。
ズボンのお尻のポケットにいれて持ち運ぶ、ということらしいです。
いろんな使い方があって面白いですね。

選び方は以上です。

振り返りになりますが、Kindle Paperwhiteで『8GB』『広告なし』『Wi-Fiのみ』がおすすめです
お金に余裕があるんならOasisもいいですが、『広告なし』のものにしましょう。

まとめ

ながながと書きましたが、Kindleは便利です。
1年経った今でも、飽きもせずに使い続けているので、買ってよかったと思います。

これから買う人は、上で説明した通り、紙の本が全てKindleに置き換わるわけではない、という点だけ覚えていってください。

では、またね!

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