ErgoDox EZ

【ErgoDox EZの静音化②】キースイッチにルブしてみた

どうもこんちは。てんむす@どすこい一番星です。

引き続きErgoDox EZの話になります。

前回、スイッチを交換をしてかなり静かになったのですが、更なる精進をします、もっと静音化を図りたいと思います。

正直なところ、既に満足していますが実験的な意味合いから『ルブ』をするとどうなるのかやってみました。

こういうめんどい作業は、普段は一生やらないので、新しいガジェットを手に入れたばかりのテンションが高めなときにやってしまいます。一気に記事をまとめています。

押下圧については少し重めなところが気になっているので、その改善もできると良いなと思いました。『Kailh Box Silent Pink』は押下圧35gとのことですが、同じ押下圧であるNiz Atom66の方が圧倒的に軽いです。Atom66に少しでも近づくことを期待します。

ルブ(ルビング)とは

『ルブ(ルビング)』ですが、簡単に言うとキースイッチに潤滑材を点す作業です。スイッチの摩擦が生じる部分の滑りを良くします。

かなり地味な作業ですがスイッチを分解して、パーツに潤滑材を塗布して、また組み立てる、とういう一連の作業をルビングと言います。

準備したもの

作業に当たって準備したのはこちら。

①筆
②スイッチオープナー(Cherry MX/Gateron用、kailh用)
③ステム用ピンセット
④ルブステーション
⑤潤滑剤 Krytox GPL 105 1.8ml
⑥潤滑剤 Krytox GPL 205 G0 3g
⑦ピンセット
⑧キーキャッププラー
⑨キースイッチプラー
⑩ビニール袋
⑪スポイト
⑫お皿 4つ(パーツを置くため)

①~④についてはAmazonで一式そろっているもの買いました。ちなみに②スイッチオープナーですが、『Cherry MXとGateron向け』、『Kailh向け』の2種類があるので注意が必要です。

ぼくは両方付いているものを購入しました。

下の写真には写ってないですがフェルト製の専用ポーチもついていました。

⑥、⑦の潤滑剤は、遊舎工房さんのオンラインショップで購入しました。

潤滑油こそがこのルブにおける最重要アイテムなので、信頼でお店から入手しましょう。

⑦~⑨の道具は前回使用したものと同じです。

⑩のビニール袋は100円ショップで売っている普通の袋です。

⑪のスポイトは無くても大丈夫ですが、⑥Krytox GPL 105をビニール袋に移す際に便利です。

⑫のお皿は分解したパーツを入れておくのに使いました。小さい部品を取り扱うので無くならないように準備した方が良いです。

ルブをします

早速ルブの作業を進めていきます。 

キースイッチを外す

キーキャップとスイッチを外す方法は前回の記事をご覧ください。

全て外すのに約20分かかりました。

キースイッチを分解

スイッチオープナーを使ってスイッチを分解していきます。(『Kailh向けのオープナー』を使用しました。)

慣れるまで少し時間がかかりました。ポイントはまっすぐ垂直にスイッチを置くことと、気持ち強めに押し込むことです。思い切りが大事です。

左右のツメを外すことになるので、スイッチの左右で均等に力が加わらないと、片側のツメだけハズレてしまいます。失敗してももう一度やれば良いので、そんなに慎重にならなくても大丈夫。

分化したパーツは、それぞれ別のお皿に入れておきます。

ちなみにキースイッチは以下のパーツから構成されています。

  • トップハウジング
  • ボトムハウジング
  • スプリング
  • ステム

案外シンプルな構造で、こんな小さいのに、何千回と押しても故障がなく動作するのには感心してしまいます。

全てのスイッチを分解するのに約1時間かかりました。

潤滑剤を塗る

トップハウジング、ボトムハウジング、ステムへの塗布

トップハウジング、ボトムハウジング、ステムに『Krytox GPL 205』を塗っていきます。

潤滑材を塗るのはスイッチ押下のときに摩擦が生じる場所です。スイッチの構造により場所が異なるので、分解したら一度よく観察しましょう。

『Kailh Box Silent Pink』スイッチでは以下の場所に塗りました。

潤滑材を塗りながら、「ふと『ルブステーション』はどこの工程で使うのかな?」と思い始めます。大丈夫、ちゃんと出番があります。詳細は後ほど。

塗布する量ですが、光の加減でうっすら塗れたことがわかるくらいで大丈夫です。(上の写真のイメージ)

逆にべっとりと、こんもりと塗りすぎるとスイッチが硬くなったり、押した後で戻らなくなったりするので気をつけましょう。過ぎたるは及ばざるがごとしです。

『GPL 205 G0』は3gのものを使いましたが約半分量使ったくらいで充分足りました。

スプリングへの塗布

スプリングには『GPL 105』を塗布します。

ビニール袋にスプリングを全てぶち込みます。そして『GPL 105』を入れます。

購入した1.8mlの半分を投入しました。こっちは液体なので入れすぎても問題ないです。

両方を入れたら袋に空気を入れて膨らませ、シャカシャカ振ってください。

念入りに振って、まんべんなく行き渡るようにしてください。

ビニール袋の内側表面にうっすらと潤滑材が広まったら(下の写真みたいに少し曇る感じ)OKです。

心配とは裏腹に、案外スプリングは絡まないものです。なので思い切ってシェイク、シェイクです。(ヘルシェイク矢野のこと考えてた)

ルブの工程ではおおよそ3時間かかりました。

実はこの作業、土曜の深夜にやっています。妻も犬も寝ているのでとても静かです。久しぶりに集中でき、心を落ち着かせることができました。というか、ポジティブに考えないとやってられないくらい時間がかかったゼ。

スイッチを組み立てる

ようやくここでルブステーションが登場します。(要らないかと思った)

ステーションにボトムハウジングを固定し、スプリング、ステムを乗せます。そして方向に注意しながら上からトップハウジングをはめていきます。

スプリングはピンセットで摘まむと作業が捗ります。

組み立てには苦労することもなく、淡々と作業して1時間ほどかかりました。

スイッチを装着

スイッチの装着から動作確認までは前回の記事をご覧ください。

動作確認と合わせて30分ほどです。

これで全ての工程が終了です、おつかれさまでした。

ルブ前後の音を比較

ルブをする前とした後で比較できる動画を作りました。

どうでしょう、わかりますか?

「なーんだ、かわらねーじゃん」と思ってるでしょう。

今回は静音スイッチへのルブなので、劇的な変化はなかった、と言うことなのだと思います。タクタイルやクリッキーだともっと変化があるのでしょうね。

実際のところは(動画ではわかりづらいですが)実感できるくらいには変化がありました。音は多少の変化ですが、特にキーを押下したときのの沈み込みがスムーズになりました。

効果はあったということです。

ルブを終えての感想

今回かかった経費は約4,000円でした。

「え~!?そんなかかってたの?」

自分でもびっくりです。勢いでポチったから、後から計算して引きました。

お金と手間はかかりましたが、打鍵音の落ち着き、押下時のスムーズさの改善ができました。

ただし、4,000円の予算と約5時間を費やしてまでやるか?というと、他人にはオススメしません。

もしやるのであれば、

『このキーボードと心中してもいい、マイベストだ!』

という思いのあるキーボードが見つかった時にしてください。

なーに、ぼく個人としてはたいへん満足しております。(はぁくたびれた。)

以上です。ここまで読んでくれてどうもありがとう。あなたに幸あれ!

ではまた、はばぐっでい。

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