どうもこんちは。てんむす@どすこい一番星です。
最近のスマートフォンでは「SIMが2枚つかえるもの」があります。
この2枚のSIMが使えることを通称「DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)」というのですが、今回の記事では「DSDVをつかいこなすと非常に便利」という話です。
「SIMが2つ」ってどういうこと?
SIMカードって見たことありますよね。こんなやつです。
スマホ本体の「SIMスロット」に装着するもので、このSIMカードのおかげで、契約している電話会社の「電話」と「インターネット」をつかうことができます。
ほとんどのスマホはSIMが1枚しか入らないようになっているので、あまり意識したことないと思うのですが、中にはSIMが2枚入るスマホもあります。
↓こんな感じです。
上の写真では、SIMスロットの裏表で1枚ずつSIMが入るようになっています。
ちなみにSIMを2つ入れると、↓こんな感じ↓になります。
SIM1と、SIM2でそれぞれ別の電話番号がセットされています。
また、「通話」と「インターネット」を、それぞれ好きな方のSIMに振り分けることができます。
そして、こちらは着信履歴。
SIM1とSIM2の電話番号それぞれで、電話がつかえているのがわかります。
DSDVをつかうメリット
とまあ、SIMが2枚させると、なんかいいことありそうですね。
DSDVのメリットをまとめると、こんな感じです。
- 1台のスマホで電話番号が2つつかえる
- 携帯電話会社で回線トラブルがあっても影響をうけない
- 異なる電話会社の料金プランを組み合わせて便利につかえる
1台のスマホで電話番号が2つつかえる
読者の中でも、今現在、電話番号を使い分けている人がいるかもしれません。
例えば「仕事用」と「プライベート用」で、もしかしたらスマホを2台持ち歩いているのでは?
しかし、DSDVであれば1台のスマホで大丈夫。
着信はもちろんのこと、発信に関しても「どっちの電話番号をつかうのか」を選ぶことができます。
他にも、スマホ2台で別々に管理しているデータやアプリを1つのスマホに統合することができます。
1台のスマホ上で、LINEアカウントが2つつかえたりもします。(工夫すればDSDVなくてもいけるのですが・・・)
携帯電話会社で回線トラブルがあっても影響をうけない
ふつうのスマホでは回線がダウンすると
電話もネットもつかえなくなるDSDVだと、2回線あるので
片方の回線がダウンしても、
もう一方の回線で通話もネットも持続可能
例えばドコモで契約している場合、ドコモの回線で障害が発生すると、電話とインターネットが全くつかえなくなってしまいます。
そういうこと、たまにありますよねー。大きなニュースになるくらいです。
しかしDSDVならご安心を。
2社異なる電話会社でSIMを契約しておけば、片方が不通になっても、もう一方がつかえます。
例えばドコモとauのセットであれば、ドコモが回線障害になってもauがつかえます。
まさか2社同時にトラブルなんてことはまず無いので、24時間365日、回線が途絶えることなく安心というわけです。
特に「緊急の電話が常にかかってくる可能性のある人」や、「常にネットにつなげる必要がある人」には美味しい話です。
お医者さんとかデイトレーダーとかかしらん?
異なる電話会社の料金プランを組み合わせて便利につかえる
DSDVだと、通話は楽天モバイルで インターネットはahamoといった組み合わせができる
3つめのメリットはコスパの話です。
あなたは今、Rakutenモバイルをつかっていますか?
Rakutenモバイルはコスパお化けです。ネットの使用を1GB/月におさえれば、「かけ放題」がつかえて、さらに月0円。
しかし、「しょっちゅう圏外になること」と「インターネットの速度が遅い」という問題を抱えています。
この弱点をもう一つのSIMで補ってあげます。
例えばahamo、povo、LINEMOなど、大手キャリアのSIMを並行してつかえば、(0円とまではいきませんが)安い基本プランでだけで大手キャリアの「高速」で「安定」したインターネットがつかえ、オプション料金なしに「かけ放題」もつかえちゃいます。
例えばpovoなら月3GBまでつかえて990円が、「かけ放題」オプションは1,650円が追加でかかります。
これをDSDVを利用し、通話を全てRakutenモバイルで行えばオプションは不要です。そしてネットの通信はpovoで行うので、Rakutenモバイル側は1GB未満で0円。
結果的に、990円/月で、「3GB/月」「auの高速・高品質な回線」「かけ放題」のコンボです。
さあどうでしょう、ここまで読んでみてDSDVに興味わきませんか?
ダメかしら・・・しょぼぼん。
Rakutenモバイルの対応端末は?DSDVがつかえるスマホ
なお、はじめに書いたとおり、DSDVはすべてのスマホでできるわけではなく、対応している機種をつかう必要があります。
ここ最近のスマホではDSDV対応のモデルもふえてきました。(2020年以降に発売された機種)
気になる方は価格.comで調べるとわかりやすいかも知れません。
ちなみにeSIMと呼ばれる本体内蔵のSIMを搭載している機種がが増えてきました。そして、同時にSIMスロットが1つ付いていることが多いです。
そのため 「eSIM」 + 「SIMカード」 という組み合わせでのDSDV対応が増えてきました。
ぱっと見ではSIMカードが1枚しか入らないような本体でも、内蔵のeSIMと並行してつかえる機種もあるので、もし気になったら自分のスマホを確認してみてはいかがか。
代表的なところだと、最近のiPhoneは、eSIMとSIMの両方がつかえるようになっています。
注意点
最後に注意点です。
DSDV対応スマホでも、「どこの電話会社がつかえるのか」は、予め確認しましょう。
というのも、ドコモ、au、Softbankでは、それぞれで使用している電波の周波数帯(「バンド」と言います)が異なり、またスマホ本体も対応するバンド/対応しないバンドがあるので、その組み合わせによってつかえる・つかえないが決まります。
詳しくは、電話会社のサイトで対応機種の情報が載っているので、そこで調べてみてください。なお新しい機種だと公式サイトに載っていないことも多いですが、ググると「この機種では、この電話会社がつかえたよ」というユーザの書き込みも見つかったりします。
なお、海外で売られているスマホは、むしろDSDVが主流です。
国内のスマホがSIMロックがかかっているのに対して「SIMフリースマホ」と呼ばれています。
しかしながら、この「SIMフリースマホ」に関しては、上級者向けです。
電話会社のサイトでも対応機種に載っていないことが多く、実際につかえるかの判定が難しいです。
理論上はスマホ本体の「対応バンド」と、電話会社のバンドと付き合わせれば「利用可能」or「利用不可」はわかるのですが、想定したようにはうまくいかないこともあるようです。
しかもSIMフリースマホは利用者の数が少ないので、「生の使用者の声」を探すのも難しく、仮に契約してからつかえなくても何の保証もありません。
そもそも、「海外版のスマホを国内でつかうことの是非」もあり・・・。あまり触れませんがとにかく自己責任です。
まとめ
DSDVのメリットは以下のとおりです。
- 1台のスマホで電話番号が2つつかえる
- 携帯電話会社で回線トラブルがあっても影響をうけない
- 異なる電話会社の料金プランを組み合わせて便利につかえる
さて今回はここまで。
この記事を読んで、DSDVに興味を持った人がいるとうれしいです。
別に興味をもたなくとも、「へー、そんなのがあるんだ」って思ってもらえたらぼくの勝ちですw
はーい、ではまた。はばぐっでい。